ルールづくりは親子関係を作り

ルールづくりの話し合いのポイントⅠ

①先ずは、子どもの話を聴きましょう

 

スマートフォン等は、何のために
必要なのか、どの様に使うのか、
しっかり子どもの話を聴きましょう。

 

親の気持ちを伝えましょう

「生活リズムの乱れ、思わぬトラブル、
個人情報回収困難、相手の本当の姿、

課金や売買・・・」など

心配していることを伝えましょう。 

 守れるルールを考えましょう

24時間をどの様に使うのか?

必要な睡眠時間・勉強時間の確保。
「ダメ」より「〇〇できる!」
「○○し放題」が、
守りやすいルールの言葉。  

作ったルールは貼りだそう

 

話し合って作ったルールは、

家族が見える場所に貼りだしましょう。

親や他の家族のルールもつくろう。
成長に合わせルールを見直しましょう。


ルールづくり話合いのポイントⅡ~守れるルールを考えましょう

最初は3項目程度から

気をつけること、すべきことは、可能な限り絞り込みましょう。こどもの「⾃分にも出来そう」を⼤切にしましょう。ルールを守ることが出来たら褒めて喜んであげましょう。

 

 

守れたら無くなるルール
一定期間守れたら(できたら)ルールが無くなるようにつくることで、達成感があって守りやすくなります。

例:1日、1週間、1か月、3か月等。

 

長期の場合目途を示しましょう。

例、○年生になったら、学年が上がったら、

小学校(中学校)にあがったらなど。

 

守りやすいルールの言葉  

「ダメ」より「〇〇できる!」

「○○し放題」が、守りやすい言葉です。

 

 

例:30分間はできる。
   
時まではできる。
   
までは、し放題。
   宿題が終わったら7時まではし放題。

最初は厳しく

 使える時間の話し合いをするとき、例えば子どもが「2時間」を主張した時、保護者は厳しく「30分」等と提案しましょう。話し合った結果「1時間」で決まったとしたら。
子どもにとって親の「30分」から30分勝ち取ったルールとなり、守りやすくなります。

 

 

成長に合わせて変える

歳が上がった(学年が上がった)、

新しい機器やサービスを始める、

妹や弟ができた(新しい友達ができた)など

成長や環境の変化に合わせてルールを見直しましょう。

 

 

見通しを持たせる

いつまでもルールがある訳でなく、守れたら消える(無くなる)こと。仕組みや気を付けることを学んだら新しい機器やサービスが利用できること。など大きくなるとこう変わるとことなど将来を見通せるせるように話をしましょう。

 

18歳になったらルールは無くなるなど、いつまでもルールに縛られるのでなく、自立を促すことを進めてください。



保護者のポイント

子どもの話を聴き、思春期までに話し合える親子関係をつくるこちら


ルールづくりの検討ポイントⅢ

時間を考えるポイントは三つ

時間は、1日の中で、

「①連続してできる時間、②1日全体の時間、③就寝する時間」の3項目で考えましょう。

①連続してできる時間

=文部科学省は、推奨時間として「30分連続使用したら20秒以上休みましょう」と提唱しています。

②1日全体の時間

=「1日24時間をどの様に使うか」と考えて話し合ってください。

ゲームや動画視聴の時間を考えるとき、必要な睡眠や食事、勉強時間等の確保をし、残った時間が可能な時間になります。平日(学校等のある日)と休日をわけて考えましょう。

 

③就寝する時間

=睡眠時間を確保するために、2ページにある「寝る時間」の1時間前には利用をやめるように時間設定をしましょう。

機器を使う場面(場所)  

「宿題が終わっていないとき。食事をする時。

家族とでかける時。自分の家で友だちと遊ぶ時。

家の外で使う時」など、使うのか使わないのか。

 

ネット上(名前、顔、声、繋がり)

ネット上に本人や家族の 名前、住所、学校、

職場などや友達のことなどは書き込まない。

個人情報は、声や風景写真までも含まれます。

最近は、写真や動画の精度が高くなり、

位置情報だけでなく映り込んだ様々な情報で、

個人や一緒に写っている人、撮影場所などがわかってしまいます。

街中(コンビニ・車載カメラなど)にカメラがあり、皆さんのなどの行動が写り込んでいます。歩き方な どで個人が特定されます。

ネット以外でも、外での行動についても話し合ってみましょう。 


ルールが守れなかったら  

「ルール(やくそく・宣言)が守れなかったとき」について決めてください。  

「1日ゲームをしない」「1週間ゲームをしない」 「スマホ・携帯電話(ゲーム機)を解約する」など。
 「○○・・・しない」の期間は、生活習慣や学習習慣などを振り返り 家族で話し合い、ルールの見直しなどの期間にしてください。

 

 

友達の間でのルールやマナー  

友達にメールやメッセージのやり取りを強要しない。 スマホなど持っていない友達とのルール。

インターネットを使わない友達を仲間はずれにしない。

自分以外の人などが写っている写真の扱い。

 

メールやメッセージを送信できる時間など。

その他  
困ったときはすぐに相談する。

ネットで相談するサイトを共有する

 

 7~8ページを参照 
フィルタリングや保護者管理機能を使う。
パスワードは保護者が管理する。

お金がかかる場合は事前に相談する。
知らない人のメールに返信しない。



保護者のポイント

スマホやゲーム機などは貸与

スマホやゲーム機等は、子どもだけで買うこ とができません。

保護者などが買って、子ど もに貸し与えていることを前提にしましょう。 

「知らない人」って?

具体的にはっきりしておく。

「友だち」って?

いつも、どんな友達かをチェック・・・ ネット上の「友だち」に注意して見守りを。 

保護者自身の使い方を

振り返りましょう

子どもは、身近な保護者の使い方を見よう見まねで 使います。

子どもは保護者の鏡でもあります。

子どもの姿から、保護者自身がどのような使い方な どしているか振り返りましょう。